およそ5万9000人が犠牲になったトルコ・シリアを襲った大地震の発生から6日で1年となり、各地で追悼集会が開かれました。

大きな被害が出たトルコ南部アンタキヤでは6日、地震が発生した時間に合わせて追悼集会が開かれました。

去年2月6日にトルコ南部で発生した大地震では、トルコで5万3537人、隣国シリアでおよそ6000人の合わせて5万9000人以上が犠牲になりました。

被災地ではいまも壊れた建物が残されたままになっていて、トルコ政府によりますと、およそ69万人が仮設住宅での生活を強いられています。

また、エルドアン大統領は地震発生から1年以内に32万戸の公営住宅を完成させると宣言していましたが、建設は遅れ、引き渡しは、今後2か月以内も含め7万5000戸にとどまる見通しです。