中東シリア東部のアメリカ軍が駐留する基地にドローン攻撃があり、民兵組織のメンバー6人が死亡しました。アメリカ軍がシリアやイラクで報復攻撃をして以降、米軍関連施設が攻撃を受けるのは初めてです。

アメリカ軍が支援するシリアのクルド人主体の民兵組織「シリア民主軍」は5日、東部デリゾールの訓練施設に対してドローン攻撃があり、メンバー6人が死亡したと発表しました。

この訓練施設はアメリカ軍が駐留する基地内にありますが、アメリカ兵に負傷者はいなかったということです。

この攻撃について、親イラン武装組織の連合体「イラクのイスラム抵抗運動」が犯行声明を出し、「敵拠点の破壊を継続している」と主張しました。

「イラクのイスラム抵抗運動」は、中東ヨルダンの米軍施設で兵士3人が死亡した攻撃に関与したとみられ、アメリカ軍は2日、シリアやイラクの親イラン武装組織などに報復攻撃していました。

AP通信によりますと、この報復攻撃以降、アメリカ軍の関連施設が攻撃を受けるのは初めてで、事態のさらなる悪化が懸念されています。