イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘の一時停止などをめぐる交渉について、アメリカのサリバン大統領補佐官は「もうすぐとは言えない」と述べ、合意にはまだ時間がかかるとの見通しを示しました。
アメリカ サリバン大統領補佐官
「合意がいつになるか、また合意できるのかどうか、見通しを示すのは難しいが、現時点で『もうすぐだ』とは言えない」
6週間とも伝えられるガザでの戦闘停止や、残された人質の解放をめぐる交渉の状況についてサリバン補佐官はこう述べた上で、この問題は「アメリカにとって最優先事項だ」と強調し、実現に向けて圧力をかけていく姿勢を示しました。
こうした中、イスラエル軍はガザ南部の最大都市ハンユニスを包囲し、攻撃を続けています。
さらに、ネタニヤフ首相は4日、ハマスの戦闘員がエジプトとの境界に近い南部ラファに依然、残っているとして、「我々はそれに対処する」と強調。ラファにはガザ各地から多くの市民が避難していて、本格的な攻撃が始まれば犠牲者の拡大は避けられない情勢です。

英 ユダヤ教の礼拝所付近でテロ事件 容疑者はシリア系イギリス人(35)か ユダヤ教祝日でユダヤ人狙ったか