オーストラリアのアルバニージー首相は22日、中国によるオーストラリア産ワインへの制裁関税を見直すことで両国が合意したと発表しました。
オーストラリア アルバニージー首相
「中国との良好な関係はオーストラリアの利益になります」
オーストラリアのアルバニージー首相はこのように述べ、現在、中国がオーストラリア産ワインに課している最大218%の関税を見直すことに両国が合意したと発表しました。
また、来月4日から、オーストラリアの首相としてはおよそ7年ぶりに中国を訪問することも発表。中国の措置に対し、WTO=世界貿易機関に訴えていた紛争処理手続きをいったん停止すると明らかにしました。
一方、中国商務省も「オーストラリアとのWTOでの紛争に関しては、適切な解決について合意に達した」と発表しました。
中国商務省は「双方は互いに重要な貿易パートナー」としたうえで、「二国間経済貿易関係の安定的かつ健全な発展を促進していく」としています。
中国とオーストラリアの関係は、3年前、オーストラリアが新型コロナウイルスの発生源について独立した調査が必要だと表明したことをきっかけに急速に悪化しましたが、去年5月、アルバニージー政権が誕生して以降関係修復が進み、中国は石炭への輸入制限や大麦の制裁関税を相次いで撤廃していました。
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