国連総会に出席するためアメリカを訪問中の中国の韓正副主席は、気候変動問題を担当するケリー大統領特使と会談し、意思疎通を強化する考えで一致しました。
中国外務省によりますと、韓正副主席は19日、アメリカのニューヨークで気候変動問題を担当するケリー大統領特使と会談しました。
会談で韓副主席は「両国は気候変動に関する対話と協力を維持していて、これは世界にとって大きな意義がある」と強調、「中国はアメリカとの意思疎通を強化し協力を深めることを望んでいる」と述べたということです。
一方、ケリー特使は中国が気候変動対策で達成した成果を高く評価した上で、「アメリカは中国との対話・協力を行う用意がある」と述べたということです。
対立する米中が、気候変動問題では引き続き意思疎通を強化する考えで一致した形です。
米中は、11月にUAE=アラブ首長国連邦で開かれる国連気候変動対策会議=COP28に向けて集中的に協議することで合意しています。
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