自民党の麻生副総裁が台湾で蔡英文総統と会談しました。“台湾有事を起こさせない”との認識で一致する一方、麻生氏の関心は、来年予定されている台湾の次の総統を選ぶ選挙でした。政治部・中野記者の報告です。

自民党の麻生副総裁は、きのう蔡英文総統と会談し、中国が軍事的圧力を強める中、台湾海峡の平和と安定をはかり、“台湾有事を起こさせない”との認識で一致しました。一方で、会談後、麻生氏は記者団に次のように明かしました。

自民党 麻生太郎副総裁
「来年の1月に行われる(台湾総統選の)選挙の結果っていうのは、これは日本にとっても極めて大きな影響が出ますから、是非そういった意味では『次の人を育ててもらいたい』と(総統に伝えた)」

関係者によると麻生氏は、「蔡英文総統の任期中は台湾有事が起こる可能性が低い」としていて、次の総統が重要だとの考えを示しています。

訪問中には来年の総統選に立候補する与党民進党の頼清徳副総統とも会談した麻生氏。

台湾有事を回避するため、「戦う覚悟」を示すことが抑止力の強化になると訴えた今回の台湾訪問が、日本の安全保障環境にどのような影響を与えるのか。揺れ動く台湾情勢から目が離せません。