トルコとシリアで合わせて5万1000人以上が死亡した大地震では、内戦から逃れたシリア難民も被災しました。地震が戦禍による苦しみに追い打ちをかけています。

狭い敷地に設置された避難用のテント。

記者
「こちらの空き地に設置された避難所には、かつてシリアの内戦から逃れてきた人たちが暮らしています」

トルコ南部アンタキヤはシリア国境に近く、内戦から逃れた多くの人が移り住みました。しかし、先月の大地震で大きな被害を受け、難民たちは2度目の避難生活を強いられています。

被災したシリア難民
「毛布はもらいましたが支援は少ないです。食料が足りません。洗面台もトイレもない。水も少ないです」

被災地でも、コンテナハウスの設置や食事の提供など、多くの支援が集まる場所もある中、ここには定期的な食事もトイレの提供もありません。それでも…

被災したシリア難民
「私たちの村はシリア軍に制圧され、家がなくなりました。シリアのほうが大変。ここにいるしかありません」

地震後、「トルコ人から差別を受けた」と訴える難民もいて、大災害は内戦による苦しみに追い打ちをかけています。