トルコ南部を震源とする大地震で甚大な被害が出ている隣国シリアに対し、WHO=世界保健機関のテドロス事務局長はこれまでに110トンの医療物資を届けたと明らかにしました。

WHO テドロス事務局長
「紛争、新型コロナ、コレラ、経済の衰退、そして今回の地震という複合的な危機が耐え難い犠牲をもたらしています」

シリアを訪問中のテドロス事務局長は12日、オンラインで記者会見し、WHOがこれまでに110トンの医療物資をシリアの被災地に届けたと明らかにしました。

内戦で国土が分断されたシリアでは、北西部の反体制派地域への国際支援が難航しています。

テドロス事務局長はアサド大統領と会談したことを明らかにしたうえで、救援物資の輸送のため国境を越える経路を増やすなど、反体制派地域への支援について「検討に前向きだ」との感触を得たとしています。