佐川急便は、一部の宅配便の基本運賃を4月1日から平均でおよそ8%引き上げると発表しました。引き上げは2017年11月以来、およそ5年半ぶりです。

佐川急便が4月1日から基本運賃を引き上げるのは、個人向けの「飛脚宅配便」などです。

例えば、荷物の3辺の長さが60センチ以内のサイズでは、関東から関西に運んだ場合の運賃が現在880円ですが、970円に引き上げるなど、平均でおよそ8%の値上げになります。

また、「クール便」も一部で料金を値上げするということです。

電気代やガソリン代、車両代の高騰に加え、人件費の増加が主な要因です。佐川急便は労働力が不足する中で、将来にわたって継続的に安全安定な物流サービスを提供するため、従業員などの待遇改善につなげたい考えです。