(ブルームバーグ):来週の円相場は、対ドルで158円付近の下値が意識されている。この水準を割れれば当局が介入に動くことへの警戒感が強い。連休中のイラン情勢が不透明な上、米中首脳会談などが予定されて相場変動要因になりそうだ。
◎あおぞら銀行の諸我晃チーフマーケットストラテジスト
- 日本銀行の植田和男総裁会見を受けて円安が進んでいるが、原油価格の下落や為替介入の警戒感で円の下落は限定的
- 200日移動平均(158円40銭付近)が意識され、介入警戒もあり、ドルの上値は158円がめど
- 市場は連邦準備制度理事会(FRB)の利上げが来年半ばまで3回と強めに織り込んでおり、期待が弱まればドルの売り圧力になる
- 予想レンジは153ー158円
◎SMBC日興証券の丸山凜途シニア金利・為替ストラテジスト
- 日銀の植田総裁の発言は利上げを引き続き議論するというベースラインから離れてはいないが、全体感からみるとタカ派という認識にはならない
- 中東情勢の悪化や円キャリートレードの積み増しが起こりやすいことから、ドル・円は緩やかに上昇
- 日銀の利上げへの反対が2票入ったことで前提シナリオ通り利上げができるのか、との見方もあり、円高が進みにくい地合い
- ドル・円が158円突破すると介入リスクは生じる
- 米中首脳会談や日米首脳会談などのメッセージ発信があるかどうかも注目
- 予想レンジは155.50-158.80円
主な予定
- 22日:高市早苗首相が米ニューヨークの国連総会で一般討論演説
- 23日:米S&Pグローバル製造業・サービス業・総合PMI (9月、速報値)
- 24日:米ワシントンで米中首脳会談
- 24日:米新築住宅販売件数 (8月)
- 25日:米耐久財受注 (8月)
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