すぐに物価が下がらないワケ 原油を輸入に頼る日本の課題とは
井上キャスター:
なぜすぐに物価が下がらないのか。桃山学院大学の小嶌教授は、その理由を2つあげています。

(1)原油を高値で購入済み
アメリカなどから、中東の原油より約1.5~2倍の価格で購入済み
(2)石油施設が被害に
UAEやサウジアラビアなど石油施設が攻撃を受ける
→復旧するまで約1年かかるのでは
ホルムズ海峡周辺の主な石油施設が攻撃を受けていますので、戦闘が終わったからといってすぐに再開とはならず、まずは復旧を目指すということになります。
また、ホルムズ海峡を通ってくる場合、日本まで往復40日ほどですが、アメリカからの場合は90日ほどかかるということで、価格高騰は避けられません。
TBSスペシャルコメンテーター 星さん:
アメリカ産の原油について、アメリカとしては「歓迎」でしょうけれども、価格が高く、質も違うため中東産の原油ほど使い勝手が良くないということです。
やはり日本は中東産の原油に依存していますので、停戦交渉が進む中において、外務大臣などを派遣して、「イランの復興に協力します」といった外交努力を発揮するタイミングなのではないでしょうか。
高柳光希キャスター:
今後長い目で見て、新しく拡大したアメリカからの販路に頼っていくのか、それともまた9割ほどを中東の原油に頼るのか、バランスはどうなっていくのでしょうか。

TBSスペシャルコメンテーター 星さん:
長期的には多様化した方がいいのですが、精製するには中東産の方が使い勝手が良いということで、目先のことに重きを置いてしまうかもしれません。
そこは、政府主導で多角化について取り組む時期だと思います。
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<プロフィール>
星浩さん
TBSスペシャルコメンテーター
1955年生まれ 福島県出身 政治記者歴30年