対立する緊急事態条項――改憲は本当に必要か

井上貴博キャスター:
憲法改正を巡っては、緊急事態条項の議論を先行させていこうという考え方でいいのでしょうか。

TBSスペシャルコメンテーター 星浩さん:
自民党は、憲法9条よりも「緊急事態条項」や参議院の「合区問題」など、いわゆる“お試し改憲”と言っていますが、軽い方からやっていこうとしています。

憲法改正には、国民投票など膨大なエネルギーが必要なため、とりあえず、今必要な物価高対策や社会保障の問題などにエネルギーを振り向けてもらいたいと思いますね。

井上キャスター:
緊急事態条項については、「現行憲法にある参議院の緊急集会で対応可能」という意見と、「衆議院もしっかりと腰を据えてできるよう変えるべき」という意見で、分かれています。

星浩さん:
衆議院選挙のときは参議院の緊急集会という条項があるのですが、衆議院も本当は4年の任期を全うすべきで、選挙を頻繁にやらなければ、実際のところ緊急条項というのは、あまり必要性はないです。

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<プロフィール>
星浩さん
TBSスペシャルコメンテーター
1955年生まれ 福島県出身
政治記者歴30年