春休みシーズンを迎えたアメリカの空港では、職員不足で長蛇の列ができる異常事態に。なぜこのような事態になっているのでしょうか。

アメリカ南部・アトランタの空港で、建物の外まで続く長い列。搭乗前の保安検査にかかる時間は「最低でも4時間」。

フロリダ州からの旅行客
「信じられません。こんな空港は見たことがありません」

検査に4時間もかかるのは職員の人手不足が原因です。一体なぜかというと。

今年1月、中西部・ミネソタ州でトランプ政権の不法移民政策を担う移民当局が相次いで発砲し、市民2人を殺害しました。この政権の強硬姿勢に民主党などが反対したため、暫定予算が失効してしまい、空港職員の給与が払われなくなったのです。

人手不足の解決策として、トランプ大統領は…

アメリカ トランプ大統領
「民主党は常軌を逸している。彼らの行動や妨害により、我々はICEを投入することになった」

トランプ政権は支援要員として、あえて与野党対立の原因となっている移民当局の職員を全米14か所の空港に派遣しました。

ニューヨークの国際空港を訪れると。

記者
「空港のターミナル内ですが、移民当局の職員が空港内を巡回しています」

しかし、利用者からはこんな声も。

旅行客
「彼らは保安検査を手伝っているわけではないです。ただ立っているだけで、むしろややこしくしている」

トランプ大統領は「混乱の責任は民主党にある」と強調していて、春休みを迎え、混雑を増す空港の混乱はしばらく続きそうです。