イラン情勢を受けて原油価格が高騰する中、IEA=国際エネルギー機関は加盟国が過去最大規模となる4億バレルの石油備蓄を協調放出することで合意したと発表しました。

イラン情勢を受けて高騰する原油価格に対処するため、IEAは11日、日本やヨーロッパ諸国など加盟国32か国が備蓄する石油を市場に協調放出することに合意したと明らかにしました。

過去最大規模の4億バレルが市場に供給されるということです。

この一環として、アメリカのエネルギー省は、1億7200万バレルの石油備蓄を放出すると発表しました。トランプ大統領は協調放出の効果について、こう強調しました。

アメリカ トランプ大統領
「これで、米国と世界に対する脅威がおさまり、石油の価格は大幅に下がる見込みだ」

また、さきほど石油輸送の要衝ホルムズ海峡について安全は確保されていると改めて主張しました。

アメリカ トランプ大統領
「我々はホルムズ海峡を厳重に監視する。海峡の状況は極めて良好だ。イランの艦艇は全て撃沈した」

一方、これに先立ち、イランの革命防衛隊は「アメリカとその同盟国の利益になる石油は、たとえ1リットルでもホルムズ海峡を通過させない」とし、原油価格が「1バレル=200ドルとなるのを覚悟しろ」と警告しています。