(ブルームバーグ):ビデオ会議サービスのズーム・コミュニケーションズが示した2027年1月通期利益見通しは市場予想を下回った。同社が製品ラインアップの拡充を積極的に進める中で、コストの増加が示唆された。
同社は25日の発表文で、27年1月通期の一部項目を除く1株利益レンジを5.77-5.81ドルと予想した。ブルームバーグ集計データによると、アナリスト予想の平均は6.06ドルだった。
ズームは、人気のビデオ会議ツールに加え、法人向け電話システムやコンタクトセンター向けソフトウエアなど、業務連携ツールの拡充に取り組んできた。これらの多くは人工知能(AI)を基盤としており、OpenAIなどの企業が提供するモデルを利用するため、提供に当たりズームが負担するコストが高くなる可能性がある。
25日の米株式市場引け後の時間外取引で、ズームは一時2%安を付けた。今年に入って多くのソフトウエア企業の株価が大きく下げる中、ズームは底堅い動きとなっている。
25年11月-26年1月(第4四半期)の調整後1株利益は1.44ドルと、アナリスト予想の平均(1.49ドル)を下回った。売上高は前年同期比5%増の12億5000万ドルと、市場予想を若干上回った。
個人と中小企業の月間平均解約率は2.9%と、前四半期の2.7%から上昇した。この指標はここ1年間は安定しているものの、新型コロナウイルス禍の収束後にズームは大企業顧客へと軸足を移しており、同社事業で個人・中小企業顧客の占める割合は低下している。
原題:Zoom Gives Weaker Profit Outlook in Push to Expand Product Suite(抜粋)
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