報道の自由を守るために活動する民間団体は、去年1年間で殺害された報道関係者が過去最多の129人に上ったと発表しました。イスラエルの攻撃による死者が3分の2を占めているとしています。

アメリカ・ニューヨークに本部を置く民間団体CPJ=ジャーナリスト保護委員会によりますと、2025年に殺害されたジャーナリストやメディア関係者は129人で、CPJの調査開始以降、2024年に続き、2年連続で過去最多となりました。

129人のうち86人はパレスチナ自治区・ガザやイエメンに対するイスラエルの攻撃で死亡したとし、その60%以上がガザで取材していたパレスチナ人だとしています。

CPJはまた、47人が標的とされ、故意に殺されたとし、その81%は「イスラエルに責任がある」と指摘。ただ、ガザでは通信インフラが破壊されていることなどから調査が難しく、実際の人数はこれよりはるかに多い可能性があると説明しています。

このほか、スーダンでの死者が9人、メキシコで6人、ロシアによる侵攻が続くウクライナでは4人となっています。

CPJのCEOは「情報へのアクセスがこれまで以上に重要となっている時代に、記録的数のジャーナリストが殺害されいる」「メディアへの攻撃は自由への攻撃の前兆だ」としています。