(ブルームバーグ):米連邦準備制度理事会(FRB)は住宅ローン融資に関する銀行の資本要件変更を検討する方針だ。FRBでは「バーゼル3」に関連する銀行資本規制案が近づいている。
FRBのボウマン副議長(銀行監督担当)は、銀行のバランスシートに計上される住宅ローン融資に関する資本要件を巡り、「リスク感応度」を引き上げることを検討すると述べた。具体的には、住宅用不動産に関するエクスポージャーに一律のリスクウエートを適用するのではなく、ローン・トゥ・バリュー(LTV)比率を活用してリスクウエートを決定する方法が一案として挙げられる。
ボウマン氏は16日、フロリダでの全米銀行協会のイベントで講演。事前に配布された原稿によれば、「この変更により、資本要件と実際のリスクとの整合性を高められる。また銀行によるバランスシート上での貸し出しを後押しし、過去15年にわたって進んできた住宅ローン業務のノンバンク移行の反転につながる可能性もある」と述べた。
トランプ政権下の規制当局は、バイデン前政権当時の案よりも大手銀行の負担を軽減する新たな銀行資本規制案を策定していると、ブルームバーグ・ニュースがこれまでに報じている。従来案にはより厳格な住宅ローン向け資本要件も含まれていたが、銀行業界からの強い反対を受けて最終決定には至らなかった。
一部住宅ローンに関連するリスクウエートについては、規制当局が意見を公募するとボウマン理事は述べた。
「あらゆる種類の金融機関が積極的に参加する強靱(きょうじん)な住宅ローン市場を構築することで、経済状況にかかわらず、借り手に手頃な信用と、質の高いサービシングを提供できる。こうした分野への銀行の参加を強化しても、銀行システムの安全性と健全性が脅かされることはない」とボウマン氏は語った。
原題:US Banks to See New Mortgage Capital Requirements in Basel Plan(抜粋)
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