香港で日本人2人が5800万円を奪われた事件。香港警察は日本人の男3人を含む6人を逮捕しましたが、そのうち1人は被害を届け出た日本人でした。

香港の中心部にある両替店の前できのう、50代と20代の日本人男性が2人組に襲われ、およそ5800万円の日本円が奪われました。

日本人男性2人は、リュックとスーツケースに1億9000万円を所持していて、両替のためタクシーで店に向かっていました。

記者
「2人はこのあたりでタクシーを降りてすぐに襲われたということです。犯人はその後、待機させていた車であちらの方向に逃走しました」

両替店の近くの店の人は…

両替店近くの店の人
「(タクシーから)降りて大声で話していた人たちがいました。助けて欲しいとか、強盗だとかは言っていませんでした」

日本人男性2人はきのう朝、香港に到着したばかりで、香港メディアによると、空港で荷物の受け取りをめぐり2人組と口論になっていたということです。

そして、強盗事件から6時間後、事態が動きます。香港を離れようとしていた容疑者1人が空港で逮捕されたのです。

記者
「空港できのう、事件に関わったとして容疑者1人が逮捕されました」

香港警察はきょう記者会見を開き、これまでに日本人の男3人と中国本土や香港出身の男女3人を逮捕したと発表しました。逮捕された日本人のうち1人については…

香港警察本部長
「逮捕した1人が当初通報した1人だとわかりました。ほかの日本人2人に情報を流して、強盗を手助けしたのです」

警察は、両替店の前で襲われ被害を届け出た日本人の男が、犯行グループに情報を流していたとみて捜査を進めています。

また、奪われた現金については一部は回収したということですが、すでに一部はほかの通貨に両替されていたということです。

一方、日本の捜査関係者によりますと、襲われた日本人2人はきのう未明に羽田空港で強盗未遂事件の被害に遭い、その後、香港へ向かった日本人である可能性が高いということです。