「無事でいて」何度もかけられた言葉 次の矛先は私かも
「Stay safe(どうか無事で)」
ミネアポリスで2度にわたって取材をする中で、別れ際に必ずと言っていいほどかけられた言葉です。
「いつ誰が拘束されてもおかしくない」。そんな緊張感が街には漂っていました。
そして、取材中あるオブザーバーにかけられた言葉にハッとしました。
「あなたは白人じゃない。そのことをもっと自覚するべきだ。有色人種である限り、捕まるリスクはある」
「次の標的はアジア人かも。メディアかもしれないよ」
「不法移民からアメリカを守る」として始まったトランプ政権の移民政策。
しかし、現実はアメリカ国籍でも拘束される例が後を立たず、取り締まりに抗議すれば「扇動者」とみなされています。
――いったい、「アメリカ人」とは誰を指す言葉なのでしょうか
「次の矛先は私かもしれない」。この街に限らず、いまのアメリカでは、そうした不安を抱えて暮らす人が少なくありません。