12日の東京株式相場は反発する見通し。利下げや景気見通しの改善を支えに米国株が景気敏感株を中心に堅調だったことで、輸出関連の一角や素材などに見直し買いが優勢になりそう。

米国市場ではIT(情報技術)大手オラクルの決算を受けた人工知能(AI)投資への懸念からハイテク株は売られた。一方、半導体大手ブロードコムが日本時間早朝に強気な売上高見通しを示し、国内のAI・半導体関連株の支えになる可能性がある。

きょうは株価指数先物・オプション12月限の特別清算値(メジャーSQ)算出がある。

三井住友DSアセットマネジメントの市川雅浩チーフマーケットストラテジスト

  • 米国株は連邦公開市場委員会(FOMC)の結果が引き続き好感されてダウ平均の上げ幅が大きく、日本株も景気敏感株が買われる可能性
  • 一方で米ハイテク株は売られ、国内でもAIや半導体関連の値がさ株の動向に注目
    • ブロードコムの決算を受けてAI関連の懸念が和らげば、ハイテク関連や非鉄株などの支えになる
  • 来週の日本銀行の会合は、利上げのペースや植田和男総裁の為替への見解に注目。可能性は低そうだが、タカ派的なトーンになるとサプライズで日本株にはネガティブ

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