自民党は衆議院の議員定数を削減する法案について党内で議論しましたが、異論が相次いだことから了承を見送りました。

自民党は衆議院の議員定数削減に向け、日本維新の会とまとめた法案について意見を交わしました。

法案では衆議院の定数について、▼現在の465人の「1割を目標として削減する」ほか、▼1年以内に結論が出なかった場合、小選挙区の定数を25人削減、比例代表の定数を20人削減するとしています。

自民 鈴木俊一 幹事長
「連立合意の着実な実現を図ることが必要であり、しっかり取り組んでまいりたい」

党幹部によりますと、「結論ありきの法案はあり得ない」などと反対意見が相次いだため了承を見送り、きょうも引き続き議論をおこなうことになりました。

自民党は週内にも法案の提出を目指す方針です。