20日の東京株式相場は5営業日ぶりに大幅反発。日経平均株価は一時3%超上げ、3営業日ぶりに5万円台を回復した。米半導体大手エヌビディアが堅調な売上高見通しを示し、人工知能(AI)投資の持続性を巡る懸念が後退した。

ソフトバンクグループや日立製作所、フジクラなどAI関連の主力株が大幅高。業種では為替の円安が追い風になる自動車や機械など輸出株、銀行など幅広く買われている。

野村証券の伊藤高志シニア・ストラテジスト

  • エヌビディア決算は実績は恐らく満点、見通しも良好と市場は評価
    • AI投資を巡る懸念が払拭されたわけではないが、現時点では問題になっていないということは確認できた
  • 米利下げ観測が後退する中、米景気の影響を受けにくいAI関連株が選好される展開が日米でしばらく続きそう
    • もっとも、米経済指標の遅れや利下げ見通しの不透明感でもやもやは残り、ボラティリティーは大きくなる

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