(ブルームバーグ):ソフトバンクグループ傘下の英半導体設計会社、アーム・ホールディングスは、人工知能(AI)向けデータセンター用チップ設計にエヌビディアの技術「NVLink」を取り入れ始める計画だ。半導体業界で影響力の大きい両社の関係を強化する動きとなる。
アームが17日、この技術を自社のプロセッサー「ネオバース」に追加すると明らかにした。エヌビディアはAIインフラに使われる半導体供給で支配的な立場にあり、NVLinkはそうした多数のチップを相互に接続する重要な技術となっている。
ルネ・ハース最高経営責任者(CEO)の下でアームはより完成度の高いチップ設計を提供する取り組みを進めている。売り上げを拡大するとともに、従来強みとしてきたスマートフォン業界以外で収益性の高い市場を開拓しようとする試みとなる。
NVLinkはチップ同士をつなぐ役割を果たしており、AIソフトウエアの開発や実行を支えるエヌビディアのAIアクセラレーターを主に接続する。これにより半導体間で情報を共有し、大規模な計算処理をより効率的に分散できるようになる。
原題:Arm to Offer Nvidia’s NVLink Technology in AI Data Center Chips(抜粋)
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