(ブルームバーグ):17日の東京株式相場は反発の見込み。3メガバンクや保険で良好な決算が相次いだことや、先週末の米国株が大型テクノロジー株中心に底堅さを示したことが好感される。
金融株のほか、電機や精密機器など輸出関連に買いが先行しそう。海外原油先物高が追い風となり、鉱業や石油・石炭製品も高くなる。半面、日中関係の緊張から、小売りや陸運などインバウンド関連の一角は軟調となりやすい。
取引開始前には7-9月期の実質国内総生産(GDP)速報値が発表される。ブルームバーグ調査では6四半期ぶりのマイナス成長が見込まれている。
東海東京インテリジェンス・ラボの平川昇二チーフグローバルストラテジスト
- 先週末の米国株が大幅安で始まった後に戻したことは安心感がある
- 利下げの最中とあって調整は一時的となりやすい
- 国内金融決算は株主還元策も含めると予想以上に好調。きょうはバリュー(割安)株が優位となりそう
- 日中関係の緊張はインバウンド関連にとってはマイナス材料。ただし渡航自粛の期間などがはっきりせず株価には織り込みづらい
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