ASEAN会議で、各国のメディアが最も注目しているのはトランプ大統領の動向です。
きょう午前、マレーシアに到着したトランプ氏は、空港で歓迎の舞を披露されると、上機嫌な様子で踊る場面もありました。
軍事衝突が起きたタイとカンボジアの国境紛争をめぐっては、両国の和平協定の調印式に立ち会い、「ピースメーカー」としての実績をアピールしました。
アメリカ・トランプ大統領
「カンボジアとタイの紛争を終結させる歴史的な合意が結ばれ、東南アジアの人々にとって記念すべき日になった。(和平仲介は)私が得意で愛する仕事だ。本来は国連がやるべきだが彼らはやらない」
両国は停戦の順守や、地雷や重火器の撤去などで合意し、調印式は終始なごやかなムードでしたが、領土問題の根本的な解決に向かうのかは不透明なままです。
トランプ氏はまた、関税や貿易を中心に各国の首脳らと会談していますが、ロシア産の石油購入をめぐり、関税を50%に引き上げられたインドのモディ首相が対面での参加をとりやめるなど、一部の国との間で亀裂も表面化しています。
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