10月に入り、また値上げラッシュが家計を直撃することになりそうです。値上げは飲料を中心に3000品目を超え、一部のペットボトル飲料はついに200円台に突入します。

ペットボトル飲料 200円時代へ

店の外に清涼飲料水の自販機を設置している、都内の酒店。9月、各飲料メーカーから“秋の価格改定”を知らせる通知が届いたと言います。

佐々木酒店 檜山幸司さん 
「基本的に10円から15円、大きいペットボトルでは20円上げてというお願い。ここ2~3年値上げは来たが、ここまでとうとう来たか」

10月からメーカーがこぞって踏み切る値上げ。

「酒類・飲料」の値上げは2262品目にのぼり500ミリリットルの「コカ・コーラ」や「午後の紅茶」「三ツ矢サイダー」などは、メーカーの希望小売価格が180円から200円になります。

佐々木酒店 檜山幸司さん
「コカ・コーラもとうとう200円という大台に乗って、正直、昭和の人間からすると高いと思う」

平成初期には100円玉1枚で買うことができた缶のコカ・コーラ。メーカーが値上げに踏み切り、110円になった際にはこんな声も…

当時の街録(1992年)
「200円入れたら10円がない時、おつりが多くて財布が重くなる」

その後、徐々に自販機での販売はペットボトルが主流に。販売価格は3年ほど前まで140円前後でしたが、ついに200円時代に突入することになりました。

20代会社員
「目に見てわかる値上げで高いなと思う。これを機にマイボトルに切り替えていこうかな」

20代大学生
「水筒は持って行くようにしている。暑いのもあるが、なるべく外では買わないように。パックを水に入れておくとお茶になるものを使って」