アメリカのトランプ大統領はイスラエルのネタニヤフ首相と会談し、パレスチナ自治区ガザでの戦闘の終結に向け、アメリカ政府が提示した包括的な計画案で合意したことを発表しました。
アメリカ トランプ大統領
「我々は(ガザの和平に)非常に近づいており、さらにそれを越えたといえる」
イスラエル ネタニヤフ首相
「戦闘終結のためのあなたの計画を支持する。我々の目的を達成するものでもある」
29日にホワイトハウスで行われた会談後、トランプ大統領とネタニヤフ首相は記者会見を行いました。
会見では、▼ガザでの戦闘の即時終結や▼イスラム組織ハマスによる全ての人質の解放、▼イスラエルが占領や併合を行わないことなど、20項目からなるアメリカ政府の計画に沿って和平を進めることで一致したことを明らかにしました。
両首脳はハマスに対し、計画への同意を強く要求。
トランプ大統領は、受け入れられない場合にはイスラエルによる戦闘継続を支持するとの考えも示しました。
また、会談の途中にはカタールのムハンマド首相との電話会談も行われ、カタールにいたハマス幹部を狙った攻撃についてネタニヤフ首相が遺憾の意を示したことも明らかにしています。

アメリカ政府 ガザでの戦闘終結や戦後統治に関する20項目の包括的計画を発表