「ポスト石破」を決める自民党の総裁選がきょう告示され、5人の候補者による本格的な論戦がスタートしました。
今回の総裁選には、小林元経済安全保障担当大臣と茂木前幹事長、林官房長官、高市前経済安全保障担当大臣、そして小泉農林水産大臣の5人が立候補しました。
5人は午後、一堂に会し、立ち会い演説会に臨みました。
小林鷹之 元経済安保担当大臣(50)
「子育て世代を含めた現役世代が自由に使えるお金を増やします。税率構造を見直すことで、中間層や現役世代をしっかりと後押ししていく税制改革を行います」
茂木敏充 前幹事長(69)
「自民党には次の時代を担う、多くの中堅・若手人材がいます。閣僚の平均年齢は10歳若返らせます。3割は女性を登用します」
小林氏は現役世代の所得を増やすため所得税の改革を、茂木氏は党や政府で女性や若手を積極登用するなどと訴えました。
林芳正 官房長官(64)
「分厚い中間層を日本に取り戻す。2040年代、それまでに強い経済と強い社会保障、これをしっかりとやっておかなければ、間に合わなくなります。行程表を作って取り組みます」
林氏は強い経済と社会保障を構築するため、計画的に取り組みを進めていく考えを示しました。
また、高市氏は、幕末の志士・坂本龍馬の言葉を引用し、次のように決意を述べました。
高市早苗 前経済安保担当大臣(64)
「『日本を今一度、洗濯いたし申し候』。高市早苗、これをいただきます。強い経済、強い国土、安全な社会を次世代に送ると決意いたしております」
小泉氏は政策実現のため、野党との対話に取り組む姿勢を強調しました。
小泉進次郎 農水大臣(44)
「(物価高対策・社会保障など)国民の関心が高い政策について、野党に幅広く政策協議を呼びかけ、与野党合意を模索する努力を行います」
投開票は来月4日です。

林官房長官「いつ承認するかの問題」 イギリスなど4か国がパレスチナを国家承認