90人限定で一般公開 参加者「今年の運使い果たした」
31日の一般公開では、約4万人の応募者の中から抽選で選ばれた90人が、乗組員の案内のもと少人数のグループに分かれて艦内を見学した。周辺の海から空母を見るクルーズツアーが開催され、隣接する「潮風公園」から撮影を試みるファンも多く見られた。
この日は、FLYCOやECP、甲板に加え、メディアツアーでは公開されなかったメインブリッジも公開された。参加者が艦長や操縦士の席で記念撮影する場面も見られた。メインブリッジはECPより広く、モニターは2列あった。
ツアー参加者からは「整列しているF35Bが騎士が並んでいるみたいでかっこよかった」「ここまで見せてくれると思っていなかった」など、感動の声が。ゲームがきっかけで空母に興味を持つようになったという女性は「スキーのジャンプ台のように反りかえった船首が特徴と聞いてたので、見れてよかった」と、ファンならではの着眼点で感想を教えてくれた。夫婦で参加した男性は応募者数4万に驚き「今年の運を使い果たしました」と話してくれた。




プリンス・オブ・ウェールズは東京に6日間停泊したのち、9月2日に出航。12月に母国イギリスへ帰国する予定だ。途中の航路では、日本の護衛艦「あけぼの」とともに、第2次世界大戦のマレー沖海戦で旧日本軍の攻撃により沈没した同名の戦艦プリンス・オブ・ウェールズの追悼儀礼に参加し、南シナ海南東も通過することになっているという。
