ウクライナの議会にあたる「最高会議」で議長を務めたアンドリー・パルビー氏が銃撃され、死亡しました。警察は現場から逃走した人物の行方を捜査しています。

ゼレンスキー大統領は30日、元最高会議議長のアンドリー・パルビー氏が、西部リビウで殺害されたと明らかにしました。

現地メディアや国家警察の発表によりますと、パルビー氏は路上でフードデリバリーサービスの配達員の格好をした人物によって8発撃たれ、現場で死亡が確認されたということです。

これまでのところ事件の背景は明らかになっておらず、ゼレンスキー氏は「捜査と殺人犯の捜索に、必要なあらゆる部隊と手段が投入されている」としています。

パルビー氏は2014年に親ロシア派政権が崩壊した「マイダン革命」を主導した1人で、2016から19年まで最高会議の議長を務めていて、2017年には来日し、当時の安倍総理を表敬するなどしています。