トランプ米大統領の長男ドナルド・トランプ・ジュニア氏は21日、父親の後継者として将来的に政界入りする可能性を示唆した。

トランプ・ジュニア氏は「分からないが、いつの日か」とカタール経済フォーラムで語った。高級不動産を手掛ける同族企業トランプ・オーガニゼーションで職業人生の大半を過ごしている同氏は、父親の経済政策を熱心に支持。2期目のトランプ政権下で存在感を増している。

「父は本当に共和党を変えたと思う。どう見ても、米国ファーストの党、MAGA(米国を再び偉大に)党だ」と話した。

政治的野心について語ることがほとんどなかったトランプ・ジュニア氏だが、ここ数年は発言が増えた。トランプ氏が大統領選に備えていた時期にはテレビ番組に出演したり共和党全国大会で演説したり、選挙戦に積極的に関わった。

カタール経済フォーラムでのトランプ・ジュニア氏

トランプ政権で公職には就いていない。保守系企業に投資する1789キャピタルに参画しており、このベンチャーキャピタルの創業者であるオミード・マリク氏とドーハで行われたフォーラムに参加した。

原題:Trump Jr. Says ‘Maybe One Day’ He’ll Look to Succeed His Father(抜粋)

--取材協力:Nandu Nair.

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