「森友学園」に関する決算文書改ざんをめぐり財務省が開示した文書の一部が欠落していた問題で、自民党政権や民主党政権で閣僚を歴任した田中真紀子氏は、佐川元理財局長の証人喚問を行うよう各党に要請しました。

田中真紀子 元外相
「廃棄したという人を呼んで、なぜやったのか、誰の命令だったのか、やった結果あなたはどう思ってるんですかということは問いただして、これをつまびらかに国民の前に示すこと。これが日本が文化国家、民主主義国家であるということの証左になる」

森友学園に関する公文書改ざんをめぐっては、財務省が今年4月に新たに開示した文書の一部が欠落していて、加藤財務大臣は「廃棄した過程で欠落した」と説明しています。

田中真紀子氏らは20日、国会内で会見を開き、「廃棄の責任者は佐川氏だ」として、2018年に行われた佐川元理財局長の証人喚問を再び行うよう各党に要請したと明らかにしました。

赤木雅子さん
「これを機に国会の方に来ていただいて、佐川さんも本当のことを話した方がきっと楽になるんじゃないかなと勝手に思っています。ぜひ実現するようによろしくお願いします」

改ざんに関与させられ自殺した近畿財務局の元職員・赤木俊夫さんの妻・雅子さんは会見に同席し、証人喚問の実現を訴えました。