トランプ米政権は政府系メディア、ボイス・オブ・アメリカ(VOA)の本部ビルの売却を検討している。同政権は政府所有不動産の削減に動いており、処分を急ぐ物件のリストに同ビルが加えられた。

VOA本部ビル(正式名称ウィルバー・J・コーエン連邦ビル)は、首都ワシントンの連邦議会議事堂から 2 ブロックの場所にある歴史的建造物。VOAの親機関であるグローバルメディア局(USAGM)や、厚生省のオフィスも入居している。

トランプ大統領は、VOAのほかラジオ自由欧州・ラジオ自由(RFE・RL)、ラジオ自由アジア(RFA)、キューバ放送事務局(OCB)、オープン・テクノロジー・ファンド(OTF)など政府系メディアの閉鎖を目指している。同氏のアドバイザーを務めるイーロン・マスク氏による連邦政府の規模を縮小する取り組みの一環。

ここ数週間に処分対象リスト入りした他の不動産には、ロサンゼルスとクリーブランドの連邦裁判所、セントルイスの食品安全検査局の研究所、ワシントンの住宅都市開発省の本部などがある。

原題:Voice of America Building Is Latest Federal Property Up for Sale(抜粋)

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