英ファッションブランド、バーバリー・グループが最大1700人を削減する見通しだ。販売が減少する中、コスト削減を図る。

バーバリーは14日、今後2年間で6000万ポンド(約120億円)のコスト削減を新たに計画していると発表。世界の従業員の約18%に相当する最大1700人に影響が及ぶ可能性がある。

同日発表した第4四半期の既存店売上高は前年同期比で減少したものの、市場予想は上回った。また、通期の調整後営業利益は2600万ポンドと、アナリスト予想平均の470万ポンドを大きく上回った。

昨年7月に就任したジョシュア・シュルマン最高経営責任者(CEO)は、生活費高騰で鈍った客足の回復に苦戦するブランドを立て直す方針。バーバリーは2000ポンド前後の価格帯で展開するクラシックなトレンチコートなど、アウターの人気向上にも取り組んでいる。

だが、手頃なブランドを求める顧客層での需要伸び悩みを巡る懸念から、バーバリー株は年初から13日終値時点で16%下落。トランプ米政権の関税措置を巡る不確実性も消費者心理を圧迫している。

原題:Burberry to Cut Up to 18% of Its Workforce in Cost Savings Plan(抜粋)

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