(ブルームバーグ):13日の米株式市場で、米レンタカー大手ハーツ・グローバル・ホールディングスが急落。同社の1-3月(第1四半期)決算では、赤字幅が市場予想を上回った。顧客の予約減速が影響した。
同社の12日遅くの発表によると、1-3月の売上高は13%減。調整後の1株損失は1.12ドルだった。ブルームバーグがまとめたアナリスト調査の平均では、1株損失は99セントと見込まれていた。
決算では、複数の重要指標で減少が示された。レジャー客による先行予約は前年比で増加したものの、企業および政府関係の顧客からの需要は鈍化した。
バークレイズのアナリスト、ダン・レビー氏はリポートで、ハーツについて「移行戦略を加速させており、減価償却面では多少の恩恵もあるが、今後のリスクは需要面にあるとわれわれは考えている」と指摘。1-3月の赤字幅が予想を上回ったことについては、主に米州の事業が影響したと述べた。
ハーツ株はニューヨーク時間午前11時9分現在、17%安となっている。
ハーツは、7-9月(第3四半期)に調整後EBITDA(利払い・税金・減価償却・償却控除前利益)を黒字化するという目標に向けてなお順調に進んでいると説明。1-3月の調整後EBITDAは3億2500万ドル(約480億円)の赤字で、赤字幅はアナリスト予想を上回った。
原題:Hertz Shares Tumble After Worse-Than-Expected Quarterly Loss (2)(抜粋)
Hertz Shares Tumble After Worse-Than-Expected Quarterly Loss (3)
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