上場企業の決算発表がピークを迎えました。トランプ関税の影響などで今年度の業績で最終利益が減少すると見込む企業が全体の3割を超えています。

SMBC日興証券は、東証株価指数=TOPIX採用銘柄のうち12日までに決算を発表した630社の決算をまとめました。

それによりますと、今年度の業績見通しを発表した企業のうち、最終利益が前の期より減少すると見通す企業の割合は3割を超えたと言うことです。

トランプ関税の影響が主な要因で、特に自動車などの輸送用機器や海運、鉄鋼などが大きくマイナスとなっています。

全体の最終利益も8.6%の減少する見通しとなっていて、実際に減益となれば、2020年3月期以来、6年ぶりとなります。