アジア時間12日午前の取引で原油相場は小幅上昇。米国と中国は貿易戦争の緊張緩和を目指してスイスで開かれた2日間の協議を終え、「著しい進展」があったと発表。世界の2大原油消費国である両国の需要を脅かす対立に打開の可能性が示唆された。

北海ブレント原油は1バレル=64ドルを上回った。先週は週間ベースで3週間ぶりに上昇した。一方、ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)は61ドル近辺で推移している。

ジュネーブでの協議後、ベッセント米財務長官と米通商代表部(USTR)のグリア代表は交渉の進展に楽観的な見方を示した。中国側の交渉担当者も同様に前向きな反応を示している。

シンガポール時間午前7時40分(日本時間同8時40分)時点で、ブレント原油先物7月限は0.5%高の64.26ドル。WTI原油先物6月限は0.6%高の61.38ドル。

原題:Oil Climbs After ‘Substantial Progress’ in US-China Trade Talks(抜粋)

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