アメリカのトランプ政権の関税措置をめぐる交渉であさってから訪米する赤沢大臣は、「日本が優等生として扱ってもらって全くおかしくない」と話し、措置の撤廃を強く求める姿勢を改めて示しました。

赤沢亮正 経済再生担当大臣
「一連の関税措置をすべて撤廃してくれと言って見直しを求めている。譲れないところであります」

関税交渉を担当する赤沢経済再生担当大臣は、あさって30日から3日間の日程で行われる訪米を前に記者団の取材に応じ、ベッセント財務長官らに改めて関税措置の見直しを求める考えを強調しました。

また、アメリカへの直接投資で日本が5年連続世界一であることなどアメリカ経済への貢献をアピールし、「特別扱いを求める」とも発言しました。

赤沢亮正 経済再生担当大臣
「我々はある意味、優等生として扱ってもらって全くおかしくない。そういうポジションにいると思っている」

交渉では、大豆やトウモロコシといった農産物や、アメリカ産の自動車の輸入拡大などについて議論が交わされるとみられます。