米メタ・プラットフォームズは、新たな人工知能(AI)モデル「Llama(ラマ)4」を発表した。世界で最先端クラスの大規模言語モデル(LLM)に基づき構築したとしている。

パラメーター数が2兆に上り今も訓練中の「Behemoth(ベヒモス)」がラマ4の中核のモデルとなる。

またベヒモスから派生した「Maverick(マーベリック)」と「Scout(スカウト)」もある。両者は現時点で開発に使用できるほか、メタのアプリやウェブサイトでユーザーが試すことも可能だ。

これらのモデルはテキストだけではなくさまざまなメディアに対応した「マルチモーダル」で、性能を評価するベンチマークスコアは有力な競合製品を上回るとしている。

中国のテクノロジー各社はここ数週間、新たなモデルやサービスを相次ぎ発表。米国勢はこれに対応しようとしている。

中国のスタートアップDeepSeek(ディープシーク)のAIモデルが1月に登場して以来、アリババグループやテンセント・ホールディングス(騰訊)といった中国企業は新たなAIを発表する動きを加速させ投資も強化している。

メタは、対話型AI「ChatGPT(チャットGPT)」のオープンAIやアルファベット傘下のグーグルに加え、ディープシークと比較し自社製品を評価しており、ラマ4についてはユーザーのコストも対象としている。

原題:Meta Releases New Llama 4 AI Models With Multimodal Design (1)(抜粋)

--取材協力:Newley Purnell.

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