円相場は一時1ドル=144円台半ばまで値上がりし、去年10月以来、およそ半年ぶりの円高水準をつけました。

トランプ政権が発表した相互関税に対する報復措置として中国がアメリカに34%の関税を課すと表明したことで、アメリカの景気後退懸念が一段と高まっています。

こうした動きを受けて、アメリカの長期金利は3.8%台まで低下していて、日米の金利差の縮小を意識したドル売り・円買いが加速しています。