「素早く行動し破壊せよ」。シリコンバレーの手法が、アメリカを大きく揺るがしています。
イーロン・マスク氏が主導するトランプ政権の政府効率化省(DOGE)は、2兆ドル(約300兆円)の予算削減を掲げ、連邦政府の改革に着手。わずか数か月で数万人の連邦職員が職を失い、国家核安全保障局からは約350人が一時解雇される事態に。
かつてツイッターで従業員の約50%を解雇し、残された社員にも突如の通告で退職を迫ったマスク流の経営手法が、今度はアメリカ政府で展開されています。
一方で、マスク氏の関連企業は政府との契約で年間30億ドルを調達していて、「利益相反」を指摘する声も。
テスラCEOの企業流改革か、伝統的な行政システムか。アメリカは重要な岐路に立たされています。(ブルームバーグ 2025年3月7日配信)
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