米オラクルはインドネシアにクラウドサービスセンターを設立する方向で同国政府と協議を行っている。事情に詳しい複数の関係者が明らかにしたもので、オラクルは東南アジアでデータセンター事業の足場拡大を目指す。

オラクルはシンガポールの南に位置するインドネシア・バタム島をプロジェクトの候補地として検討しているという。非公開協議だとして関係者は匿名を条件に話した。

バタム島のノンサ・デジタル・パークは、他のデータセンターが既に複数存在していることから、有望な候補地とされている。また、バタム島の自由貿易区としての地位も魅力で、オラクルが同様のクラウドサービス事業を計画しているマレーシアやシンガポールにも近い。関係者は協議について、最終段階ではなく変更される可能性があると述べた。

オラクルはコメント要請に応じなかった。インドネシア経済担当調整省の担当者にもコメントを求めたが、返答はなかった。

原題:Oracle Said to Weigh Data Center on Indonesia’s Batam Island(抜粋)

もっと読むにはこちら bloomberg.co.jp

©2025 Bloomberg L.P.