3日の東京株式相場は反発。米国で発表された1月の個人消費支出(PCE)統計でインフレ指標が低い伸びにとどまったほか、為替の円高一服が好感されている。東証33業種は全て高い。

TOPIXの上昇に最も寄与しているのはトヨタ自動車。指数を構成する1694銘柄中1386銘柄が上昇、270銘柄が下落。

米金融株高が追い風となった保険や証券など金融株が買われ、自動車など輸出セクターも上げが目立つ。欧州の首脳らが防衛費増強で協調を図るためロンドンで会合したことを受け、三菱重工業など防衛関連が高い。

「為替はきょうの大きなプラス要因だ」と、インベスコ・アセット・マネジメントの木下智グローバル・マーケット・ストラテジストは述べた。「先週はトランプ政権の追加関税の悪影響がかなり大きく、不透明感をもたらしたが、米国株が週末に戻ったことは日本の市場を支えている」と言う。

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  • 東証33業種の上昇率トップは保険
  • MSCIアジア太平洋指数は0.8%高

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