公明党は1日、国会議員や地方組織の幹部を集めた会合を開き、夏の参院選は「事実上の政権選択選挙になる」として、与党で改選議席の過半数獲得に向けて結束を呼びかけました。

公明党は1日午前、都内で国会議員や地方の幹部らを集めた会合を開き、斉藤代表は今年6月の東京都議選や、夏の参院選での勝利に向けて結束を呼びかけました。

公明党 斉藤鉄夫 代表
「今夏の参院選挙は、その後の政治情勢に多大な影響を与える分岐点と見られています。少数与党の現在、来る参院選で与党が過半数を割るようなことがあれば、政権交代に直結する事実上の政権選択選挙になります」

斉藤氏はこのように述べ、改めて与党で改選議席の過半数の獲得を目指す考えを示しました。

また、今月から「We connect」と銘打ったアンケートを開始し、若者など幅広い層からの意見や要望を集めて政策立案に活かし、参院選での党の重点政策として反映させる方針です。

与野党で今月末までに結論を出すことを決めた「企業・団体献金」のあり方についても、斉藤氏は「有識者からヒアリングをおこなってる」と述べ、党として独自案を出す考えを明らかにしました。

公明党は先の衆院選で石井前代表が落選するなど敗北していて、夏の参院選では改選14議席の死守と都議選に立候補する22人の全員当選を目標にしています。