アメリカのルビオ国務長官が中国のウイグル問題について、「ジェノサイド」と非難したことについて、中国政府は「あからさまなウソだ」と強く反発しています。

タイ政府が27日、ウイグル族40人を中国に送還したことについて、アメリカのルビオ国務長官が「最も強い言葉で非難する」とともに「中国は新疆ウイグル自治区でジェノサイドと人道に対する罪を犯してきた」と非難するコメントを発表しました。

これに対し、中国外務省は28日の定例会見で強く反発しました。

中国外務省 林剣 報道官
「いわゆるジェノサイドや強制労働はあからさまな世紀のウソだ」

林剣報道官は「新疆に関するウソをでっち上げ、ばらまくのは新疆をかく乱するためだ」と発言。また、欧米各国がウイグル族の送還について非難する声明を出したことについては、「人権の名のもとに中国の内政に干渉し、関係国家との正常な法執行を妨害することに断固反対する」と改めて主張しています。