(ブルームバーグ):アゼルバイジャン航空のエンブラエル190型旅客機が墜落した事故を巡り、アゼルバイジャン政府系ニュースサイトのキャリバーは、墜落前にロシア南部グロヌズイ近郊でロシアの防空システムにより機体が損傷を受けたと報じた。同機は緊急着陸を試みていたが、カザフスタンで墜落した。
キャリバーが複数の政府当局者の話として伝えたところでは、旅客機はチェチェン共和国の都市グロズヌイに近づく中でロシアの防空システムにより機体が被害を受けた。キャリバーは当局者の名前は明示していない。ロシアによる電子戦システムの活用により、旅客機の通信システムは完全にまひしたと、キャリバーは伝えた。
アゼルバイジャンの大統領府ならびに外務省には電話で連絡を取ったが、コメントは得られなかった。ロシア国防省にもコメントを求めて連絡を取ったが、これまで返答はない。ロシア大統領府のペスコフ報道官は26日、キャリバーの報道に対するコメントを控えた。インタファクス通信が先に報じたところでは、ペスコフ氏は全ての関係者に対し、墜落原因については臆測せずに、捜査の終了を待つよう求めていた。
アゼルバイジャン航空の25日発表によると、墜落した旅客機には乗客62人、乗員5人が搭乗。アゼルバイジャンの首都バクーからグロズヌイに向かう予定だったが、途中で飛行ルートを変更した後、緊急着陸を目指していた。墜落現場はカザフスタンのアクタウから約3キロメートルの地点。
カザフスタン当局は26日、墜落現場で救助隊が38人の遺体を収容したと発表。生存者は29人おり、病院に搬送されたという。救助隊はフライトレコーダーも回収した。
原題:Azeri Plane Hit by Russia Air Defense Before Crash, Caliber Says(抜粋)
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