就任から2年が経過したマレーシアのアンワル首相の支持率が、54%に上昇した。投資誘致策が評価された。23日発表のムルデカ・センターによる最新世論調査で明らかになった。

アンワル氏の支持率は、就任1年後の昨年記録した50%を上回った。有権者は投資誘致や行政サービス改善での同氏の実績に「おおむね満足」しているが、経済強化の取り組みには「まちまちの評価」だった。

「ポジティブな評価とネガティブな評価の差が小さいのは、生活費が圧迫される根強い不安や、今後予定される補助金削減への懸念の影響が大きい」とムルデカ・センターは分析した。

回答者の約65%が、同国が直面する最大の問題として経済を挙げた。アンワル首相が賃上げと生計費の押し下げ、財政赤字への対応といった課題に同時に対処せざるを得ない困難な状況が浮き彫りになった。

ムルデカ・センターは、10月10日-11月27日に1200人余りの登録有権者を対象に世論調査を実施した。

原題:Malaysia PM Anwar’s Popularity Rises on His Investment Push(抜粋)

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