(ブルームバーグ):米商務省国勢調査局によると、移民の急増により今年の米国人口の伸びは2001年以来最大となった。
同局が19日に示した最新推計によると、米国の居住者人口は今年約1%増加して3億4100万人となった。新規居住者330万人のうち約280万人は米国以外からの移住者だった。出生数は死亡数を約51万9000人上回った。この格差は新型コロナウイルス禍のさなかの21年には14万6000人まで落ち込んでいた。
南部は引き続き全米で最も人口が伸びており、他の地域全てを合わせたよりも多い180万人の増加を記録。テキサス州は約56万3000人増と、伸びをけん引した。
一方、人口が減少した州はバーモント、ウェストバージニア、ミシシッピの3州のみだった。カリフォルニア州は他の州への移住が約24万人と全米で最多となったが、国外からの移住が36万1000人と減少分を上回った。
国勢調査局の人口統計学者、クリスティ・ワイルダー氏は「年間伸び率1%はここ数年の数字よりも高いが、歴史的な基準範囲内だ」とし、「注目すべき点はここ5年間、自然増が果たす役割が縮小していることだ。ネットベースの国外からの移住者が米国の人口増の主なけん引役となっている」と説明した。
トランプ次期大統領は推計1100万人の不法移民の多くを国外追放すると公約している。凶悪犯罪に問われた不法移民を語ることが多かったものの、不法移民の子供への出生地主義に基づく市民権付与を廃止する考えも示している。
原題:Immigration Fuels Fastest US Population Growth in Two Decades(抜粋)
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