(ブルームバーグ):バイデン米政権は、ホテルやライブコンサートの料金にさまざまな名目で上乗せされるジャンクフィー、いわゆる「隠れ手数料」の根絶に向けて一歩前進した。米連邦取引委員会(FTC)は、消費者が支払う宿泊代やコンサートチケット代の透明性を高めることを義務付けた。
FTCの委員は賛成4、反対1の投票で新たな規則を承認。17日のFTCの声明によると、反対票を投じたのは共和党のアンドルー・ファーガソン委員。同氏はトランプ次期大統領がFTC委員長への起用方針を明らかにしている。
カーンFTC委員長は「消費者は後から謎の料金を請求されることを心配しなくて済むよう、自分が何を支払うよう求められているのか前もって知る権利がある」と説明。新たな規則によって消費者は「多額のお金や多くの時間」を節約できると述べた。
ファーガソン委員は声明を通じ、最終規則の内容について異議を唱えているのではなく、むしろ当初の提案よりも改善していると評価。現政権がレームダック化している中でFTCがこの件を前進させたことを問題視しており、「バイデン・ハリス政権のFTCによるルール作りの時期は終わったという理由のみで私は反対する」とした。
新たな規則は、FTCが昨年提案した措置よりも範囲が狭く、特定の手数料を禁止するのではなく事前に全ての料金を開示することを求めている。
FTCは新規則の導入により、チケット購入や宿泊にかかる本当の料金を探すのに消費者が費やす時間は毎年5300万時間も節約できると指摘。これは今後10年で110億ドル(約1兆6900億円)余りに相当するとしている。
原題:FTC Bans Hidden ‘Junk Fees’ for Hotels and Concert Tickets(抜粋)
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