米プロバスケットボールNBAのスター、レブロン・ジェームズ選手のメディア企業スプリングヒルは、同業のフルウェル73と合併する。

エンターテインメント縮小の中、両社のオーナーは統合でより有利な地位を築くと期待している。

両社は何カ月も前から合併について協議しており、取引は年内に完了する見通し。米ナイキ、エピック・ゲームズ、フェンウェイ・スポーツ・グループなど、両社に出資する投資家グループは、今回の取引の一環として4000万ドル(約62億円)を追加投資する。両社はそれ以外の取引条件を明らかにしていない。

レブロン・ジェームズ選手

ジェームズ選手の長年のビジネスパートナー、マーベリック・カーター氏が、フルウェルのレオ・パールマン氏と共に新会社の共同最高経営責任者(CEO)に就任する。

ロンドンを拠点とするフルウェルは、グラミー賞授賞式などのライブイベントや「カーダシアン家のセレブな日常」などリアリティー番組の制作会社。

一方、ロサンゼルスを拠点とするスプリングヒルは、著名アスリートが支援する新興エンターテインメント企業の草分け的存在だ。

カーター氏はインタビューで「初日から単なる2つの制作会社ではなく、1つの本格的なエンターテインメント企業になる」と語った。あらゆる規模の制作会社が、ハリウッドの大手スタジオやストリーミングサービスの作品減少から打撃を受けている。この特効薬となるのは次の大ヒットだ。

原題:LeBron James’ Media Company to Merge With ‘Kardashians’ Producer(抜粋)

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